YMGAブログ

種種の出来事

花をうかべて 流れる河に 明日の行方は 知り得ぬふたり こよい映した ふたりの月影 流れて消えて 光耀く

サウスダコタ州知事がStatewide Stay-at-Homeを拒否した理由

米国のビジネスや宗教などの基本的な管理は 全て州レベルの州法とその立法、司法が存在し、米国という国家に生活しているというよりは、それぞれの州に生きているという実感が存在します。故に地方統治と連邦制度が巧く働く仕組みになっており、日本の国家のように国家が基本的な生活の要素と異なり州法に基づく法制が存在し、その上で連邦としての政府が構成されています。 この感覚は端的にいうと日本の会社制度で本社が無いという感覚ですが、州を超えた資本の所有によりHOLDING会社が本社に見える要素があります。故に会社法が有利な法例があるデラウェア州などに会社登記を行い、実際に商流のビジネスがある州に外国(州外よりの)法人登記をしてその州の法的所在と責任を各州に登録します。ここまでは単に州と連邦の大まかな説明ですが、この前提で今回のコロナウイルス防疫に関して 各州が全て責任を持って公衆衛生管理を行い、連邦政府は州を支援する役目となります。 共和党の強い中西部は自由と自立そして教会が社会のネットワークを結ぶ要素であり、勿論小さな政府を指向します。
サウスダコタ州のコロナウイルス防疫政策で死者数は51人で他44州より死亡者数が少なかった州ですが、Gov. Kristi Noem: 州知事は More freedom, not more government, is the answer を唱えて 政府御用の科学主義に対して以下のような結論を導き出しています。
“Freedom is a better friend of true science than government-centered and government-controlled science. Freedom focuses our politics on persuasion and the intellectual strengths of our positions, not on control, coercion, or the heavy hand of government.”


そして自由と自立の旗を望む市民よ サウスダコタ州に引っ越しに来いと なかなかのおねーさんです。

Gov. Noem: Lessons Learned from COVID-19